2021.12.23
ポーセレンレースドール 「アトリエ Mior Rose」
サワダプラテックのアクリルケースをご使用くださっている「アトリエ Miory Rose」様をご紹介します。
非常にエレガントで高級感あふれるポーセレンレースドールを創るお教室を開かれています。
中世ヨーロッパより一目で魅了してしまうこのお人形。
ボディ、花、パール、そしてなんとドレスまで、全てが焼き物でできている磁器人形なのです。
触れただけでも割れてしまう、とてもとても繊細なレースの魅力が今日まで受け継がれています。
その作り方は、レースに磁器原料である顔料を含んだ土(泥しょう)を丁寧にしみこませ、
優雅なドレープを施しながら、お人形の土台に着せて1200度で10~11時間程かけて焼成。
すると元となるレースは消失し、付けた土がレース模様そのままにドレスとして残り、非常に優美な磁器人形が焼き上がるのです。
その後、釉薬を施して1100度で9~10時間程さらに焼成。
お顔を書き入れ、髪色などに色付けし、金彩や玉虫色に光るパール剤を施してから750~800度で最後の焼成。
これらの繊細な工程を経てやっと完成に至るという非常に手間暇のかったお人形なのです。
・宇藤裕子先生
NHKカルチャー浜松の講師を8年間務め、2015年7月に自宅アトリエを開き教える傍ら、作家としても活動。
2015年には新造形創造館にて初の個展を開催し、開館以来の来客数を記録。
2017年には東京都美術館21世紀アートボーダレス展ジーニアス賞を受賞されています。
気になった方は是非一度ホームページをご覧ください!
「磁器人形教室 アトリエ Miory Rose」(クリックで別ウィンドウが開きます。)